何年か前にフランスの蚤の市で見つけたシーツを
眠らせておくよりも使って愉しもうと
1年程前に窓辺にかけました。
蚤の市で見た時は、ただこの白糸刺繍が綺麗で
目的も無くサイズなども気にせず手に入れましたが
奇跡なのか運命なのか窓の横巾にピッタリ。
しかし丈だけは切る必要があって窓に合わせて裁断。
端の始末をどうしようかと考えた時
ここにミシン目が見えたら興ざめだろうと想像し
手でかがると決めたものの
3メートル程の長さを思うとなかなか腰が上がらず
まち針でとめたままにしていました。
しかしいくらなんでもそろそろ洗いたいし
それに出来るだけ長く使いたいと思っているのに
かけっぱなしにするのも良くないと分かっているし。
そんな事を考えていたところ
今年のスタージュの時に蚤の市でもう1つシーツを見つけました。
これがきっかけとなり重い腰を上げ
まずは新しい方のシーツから
窓の丈に合わせて裁断しかがり始めました。
かがってもかがっても先が見えず延々続く、、ポワンドパリ。
ポワンドパリとはヘムステッチの事です。
見る本によってステッチの説明で布が上下逆だったり
左右逆だったり糸を巻く回数もそれぞれだったり
方法が微妙に違っていたりもして混乱しがちなステッチかと思います。
また一捻り入れて簡略化する事が出来たり。
そんななか、どのようにかがるかはその時の場面により
より良い方法を使うのがいちばんかと考えています。
先が見えました。嬉しい。。。
めでたく窓辺は新しいシーツと交換。
今までのは洗って、、そして、、、
もう一度、延々続くポワンドパリが始まりました。